対象年齢

学生・青年から中年の方。私は児童精神医学や高齢者精神医学は専門にしておりませんので,年齢的にはだいたい高校生~60台半ばくらいを対象とさせていただいております。

対象となる症状

  • 気分が沈んでうっとうしい。何をするのもおっくう。何ごとにも興味がわかない。決断力が鈍った。朝起きて会社や学校に行くことがどうしてもできない。過去のことをふり返って自分を責める。イライラする。食欲がなく,頭痛や肩凝り,発汗がある。
  • 夜眠れない,夜寝つけない,途中で何度も目が覚める,朝早く目が覚める,熟睡感がない。寝過ぎて困る。昼夜逆転の生活になっている。
  • 強いパニック(不安,恐怖)発作がおこる,つまり動悸,過呼吸,吐気などが突然襲ってくる。そしてそのような発作がまた起こるのではないかと不安になる。
  • 電車に乗るのが恐くて乗れない,外出するのが不安,人ごみが恐い,レジで待つと不安にかられる。美容室に恐くて行けない。
  • 人前で緊張してあがってしまう。人前で顔が赤くなる。自分が変に思われているのではないかと不安になる。
  • バイ菌がついたのではないかと何度も手を洗う。それがばかばかしいと思っても止められない。鍵をかけたかどうか何度も何度も確認をしないと気がすまない。その他ナンセンスだとわかっていても,ある考えが頭から離れなかったり,ある行動をおまじないのようにしないと気がすまない。
  • 記憶が飛ぶ,現実感がない,過去のイヤなことが突然ありありと思いだされる。等々

対象となる病気の例

うつ病・うつ状態,不眠症,パニック障害,広場恐怖,社交不安障害(対人恐怖),強迫性障害(強迫神経症),解離性障害,その他神経症圏の障害など。いずれにせよ軽症の“こころの病い”が対象です。

当クリニックは小規模ですので,治療意欲のない方,身体的合併症がある方,興奮の激しい状態や強い希死念慮や自殺企図があって緊急の対処が必要な場合などは,残念ながら対処できません。

診察室写真